女性だけでなく男性の間でも、ピアスはオシャレアイテムとして定着しています。学生時代にピアスを開けた人の話を聞くと、お金がないという理由で「自分で安全ピンを使って・・・」という人もいますが、これは絶対にオススメ出来ません。自分で穴を開けてしまうと、様々なトラブルを引き起こしてしまいます。「ピアス穴は塞がるから、またやりなおせばいいんじゃないの」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、一度起こったトラブルは一生残ってしまう事もあります。そうならないためにも、専門医に任せることを強くオススメします。
自分でピアス穴を開けると怒りやすいトラブル
ピアスかぶれ
不衛生な状況で穴をあけると、そこから細菌が入り込み化膿や炎症が起こりやすくなります。重症化してから来院するケースも多く、そうなると完治までに時間がかかってしまいます。
耳垂裂(じすいれつ)
ピアスホールを開ける場所が耳の際だったり、重いものや極太のピアスを無理やり開けると、穴が裂けたり破れることがあります。通常ピアス穴は何もせずに放置すると穴が塞がりますが、一度裂けてしまった耳たぶは元に戻りません。
埋没
キャッチをきつく締めつけたり押し込んだりしすぎると、ピアスヘッドやキャッチが皮膚に埋没してしまうことがあります。万が一埋没してしまったら、外科手術で耳たぶを切開して取り除くしか治す方法がありません。
このほかにも、金属アレルギーやピアスホールのしこりなど、セルフピアッシングでは様々なトラブルを引き起こす可能性があります。こうしたトラブルを防ぐためにも、アフターケアも万全な医療機関でのピアッシングをオススメします。
どこで受けられる?上手な病院の選び方は?
ピアッシングは主に【皮膚科・耳鼻咽喉科・美容外科】で受けられますが、あくまで医療行為ではないので、保険適用外なのと、病院によっては施術を行っていなかったり、価格にもばらつきがあるので事前に電話などで確認してください。病院を選ぶ際は、正しい知識としっかりした技術を持っているかが大前提です。病院によっては、ピアスが斜めに開けられてしまうなど失敗した事例もあるそうです。ピアッシングの実績や知識がしっかりしているか、医療資格を持つ医師によって施術されるかどうかも、ホームページや電話でチェックしておきましょう。
とはいえ、専門医によって正しくピアスを開けたとしても、ピアスホールが化膿したり、痛みを感じたりする可能性は全くゼロとはいえません。医療機関であれば、施術後にトラブルが起きたとしても、相談を受け付けてもらえるので安心ですし、そう言った意味でも医療機関で開ける方が、リスクを限りなく抑えることができます。
初めてのピアスは何かと不安に思うことも多いですが、正しい知識を持ってケアすれば特に問題ありません。ピアスを開けると運気が変わるという話がありますが、確かに今まで出来なかったおしゃれの幅が広がり、またひと味違った自分になれる気がするものです。初めてのピアスを後悔しないためにも、プロによる施術と正しいアフターケア方法で、新しい自分を楽しんで下さい。