秋・冬のケアがいちご鼻かたまご鼻かの分かれ道
女性なら誰しもが気になるであろう毛穴の黒ずみ。夏場は汗をよくかくので注意していたけど、秋・冬は汗をかくこともないので大丈夫、なんて思っていませんか。実は毛穴の黒ずみは秋・冬のケアが大変重要です。そこで、毛穴の黒ずみのメカニズムとケア方法をご紹介します。
毛穴の黒ずみのメカニズム
毛穴の黒ずみというと、多量の皮脂が原因と思われている方が多いですが、実は一番の原因は肌の乾燥です。もちろん皮脂が多いことも要因の一つではありますが、だからと言ってあぶらとり紙や洗顔などで必要以上に皮脂を取りすぎると肌本来のバリア機能が無くなって肌が乾燥します。肌が乾燥すると、元の正常な状態に戻ろうとして、毛穴を全開にして皮脂を過分泌します。そうしてバリアが無くなって開いた状態の毛穴は、少しの皮脂や汚れもつまりやすくなってしまいます。
そんな弱った状態の毛穴に、更に追い打ちをかけるように毛穴パックを使ったり、無理やり指で汚れを押し出そうとしてしまうと、より毛穴を傷つけることになってしまい、良くなるどころか今以上の毛穴汚れ・黒ずみを引き起こすことになります。
特に秋・冬は、夏の肌ダメージが蓄積されているところに、空気も乾燥しているのでいつも以上にケアに注力していただきたいのです。秋・冬のケアを怠るか怠らないかで、来年をぶつぶつのいちご鼻で迎えるか、ツルツルたまご鼻で迎えるかが決まると言っても過言ではありません。
オススメケア方法
①洗顔
汚れを取りたいからと言って、洗浄力の強いものやスクラブタイプの物は、皮脂を取りすぎてしまうので避けた方が良いです。出来るだけ肌に優しいマイルドタイプのものや保湿成分を配合した石鹸や洗顔料を選ぶようにしましょう。特に毎回使う量だけ取り出せるパウダータイプの洗顔料は固形石鹸に比べて肌に優しく、キメ細かい泡を作ることができるのでオススメです。
②保湿
保湿の基本は化粧水ですが、毛穴詰りには様々なタイプがあり、タイプごとに化粧水を選ぶとより効果的です。詰り毛穴や開き毛穴の人は肌の引き締め効果がある「収れん化粧水」、たるみ・クレーター毛穴の人は肌のハリや弾力が無くなっているため「ハリを増やす化粧水」、メラニン毛穴は毛穴が炎症し色素沈着を起こしているので、メラニンを除去する働きのある「ビタミンC誘導体配合化粧水」がオススメです。化粧水をたっぷり付けた後は化粧水の成分が蒸発しないよう、乳液やクリームを付けることもお忘れなく。
③ホットタオル&オイル
水に濡らしたタオルをレンジで温めホットタオルを作ります。それをしばらく鼻にあてることで角質が取れやすくなるので、オイルを付けて優しくマッサージ。しばらく放置すれば角質が浮き上がってくるので優しくふき取ればOKです。オイルはオリーブオイルやホホバオイルなど、ご自身の肌に合うものであれば何でも構いません。ご自宅でも簡単にできますので、週に1度のスペシャルケアとして取り入れるのもオススメです。
空気の乾燥する秋・冬は、想像以上に肌の乾燥が進みます。乾燥は肌のターンオーバーを乱し、毛穴の黒ずみも進行してしまいます。また気になるからと言って無理に黒ずみを無くそうとするとより深刻化するので、無理な洗顔やケアは絶対にしないで下さい。
どうしても黒ずみが気になる場合は、当院でも実施しています「毛穴クリーニング」や「ケミカルピーリング」「光美肌治療」などできれいに除去することもできますので、ご興味あればお問合せ下さい。とはいえ、毛穴の黒ずみケアの基本はホームケア。紫外線の少ない秋・冬の間にしっかりと正しいケアを行うことが、いちご鼻になるかたまご鼻になるかの分かれ道となります。
ぜひ頑張って毛穴よごれのない美しいたまご鼻を手に入れて下さい。