昨日までなかったはずなのに、ふと気が付くと目に飛び込んで来るアレ。そう、女性の天敵であるシミです。特にこの季節は、海で遊んで日焼けしたり、冷房にあたりすぎて乾燥したりと、夏に肌が受けたダメージのツケが出やすく、暑かった頃に比べ涼しくなってくるとお手入れがおろそかになりがちなので、気が付くと「シミだらけになってしまった」なんてことも。
夏の皮膚は、強力な紫外線から身を守るため、皮膚の表面にある角質層が分厚くなっていましたが、秋になって紫外線の量が減ると、肌がまるで分厚い服を脱ぐように余計な角質がはがれていき、徐々に元の滑らかな肌へと戻っていきます。また体内の基礎代謝は高まり、炎症に対抗するホルモンの分泌も高まる時期でもあります。
という事は、秋のお手入れ次第で今後の肌力を左右すると言っても過言ではありません。
では具体的にどういったケアが効果的なのでしょうか。
① ターンオーバー(再生力)の促進
先ほどもお伝えしたように、秋は夏にダメージを受けた皮膚が脱皮する時期ですが、再生力が落ちた肌では脱皮がスムーズにいかず角質が残ったままになってしまい、それがシミやくすみの原因になったり、肌トラブルを引き起こしてしまいます。
そんな時にオススメなのが、ケミカルピーリングやフォトRFプロ・レーザー治療といった古い角質に直接作用し除去させる施術です。また、ビタミンパック・プラセンタパック・コエンザイムQ10パックなどは肌の再生力を高め、若々しいお肌へ戻っていく効果があります。
② ビタミンAの摂取
ビタミンAには肌の再生力を高めたり、皮膚や粘膜の働きをよくする効果があります。また、活性酸素を減らす効果もあるので、エイジングケアにもなります。レバーや赤身肉、にんじん・小松菜・モロヘイヤ・かぼちゃなどに多く含まれます。しっかり栄養を取ることで、お肌の再生力も更にアップします。
③ 秋の日焼け対策
夏に比べ紫外線の量は減ったものの、夏のダメージの蓄積や気温の寒暖差などで、秋は素肌力が落ちている状態です。そこで刺激の少ない日焼け止めを塗ったり、たとえ陽射しが弱くても外出時は帽子をかぶるなどして、肌にこれ以上ダメージを与えないことが重要です。
秋はお肌にとっては一番過ごしやすい時期です。この時期にしっかりケアすることで、夏のお肌をリセットし、ダメージを冬に持ち越さないようにしたいものですね。